「寝れば治る」は医学的に正しかったんです!
逆を言うと、ちゃんと寝ないと身体は不調から回復できません。
毎日十分に質のよい睡眠が摂れていれば、免疫力は自然と高まり、病気に強い身体を維持できるということです。
もちろん寝るだけで重度の病気が治るわけではありませんが、眠ることで症状が楽になることがよくあります。なぜなら、眠ると余分なエネルギー消費を抑えられるとともに、免疫細胞が元気になるからです。
熱が出たり、風邪をひいたりしたときに眠くなるのは、免疫システムが強制的に睡眠状態に持ち込んで体を守ろうとする免疫反応なのです。寝ているときに免疫細胞を元気にするのは、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」という物質です。
成長ホルモンは、成長期の骨格や筋肉の発達を促す物質として知られていますが、免疫力を強化する役割もあります。
そのため、十分な睡眠をとれているときは免疫はきちんと働いてくれますが、睡眠が不足すると成長ホルモンがうまく分泌されず、免疫力が低下してきます。
夜更かしや徹夜をしたら、次の日に風邪をひいてしまった……、夜遅くまで仕事しないと回らないぐらい忙しいときに限って、体調を崩すなんて経験がある人もいるのではないでしょうか。
米学術誌「Sleep」(スリープ)に発表された研究によると、睡眠不足の人が風邪をひく確率は、十分な睡眠をとった人より4倍以上高くなると報告されています。
一晩の睡眠時間が6時間未満だった人は、7時間を超える睡眠時間をとっていた人と比べて風邪の発症リスクが4.2倍高く、5時間未満の人は4.5倍も高いという結果でした。
免疫力が低下するのは、睡眠不足で免疫細胞の機能が落ちるからでもあります。
獲得免疫チームの特徴のひとつは、体の中に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体の情報を記憶することで、再び同じ病原体が侵入してきたときに素早く効果的な攻撃ができることです。
しかし、睡眠不足が続くと敵の情報を記憶できる能力が落ちて、何度も同じ病気にかかる、なかなか回復しない……という慢性的な不調につながります。
眠りについてからの「3時間」が勝負。
質のよい睡眠に欠かせないのが、いわゆる「ぐっすり眠っている」状態のノンレム睡眠です。
特に重要なのが、入眠から3時間までの深いノンレム睡眠の時間帯。
近年はさまざまな研究により、成長ホルモンは時間帯に関係なく、眠りについてからの3時間のあいだに多く分泌されることが明らかになっています。つまり、眠りに落ちてから最初に訪れるノンレム睡眠の間にぐっすり眠ることができれば、成長ホルモンが分泌されて免疫力が上がるということです。
といっても、自分の睡眠の質がよいか悪いかを判断するのは、なかなか難しいかもしれません。
質のよい睡眠には、次のような特徴があります。すべてに当てはまる人は、質のよい睡眠がとれているといっていいでしょう。
「質のよい睡眠」の特徴とは……?
・布団に入るとすぐに眠くなる
・朝までぐっすり眠れる
・すっきりと目が覚める
・日中に眠気を感じることがない
反対に、次の項目がひとつでも当てはまる人は要注意です。
・眠るまでに時間がかかる
・夜中に何度も目が覚めてしまう
・朝起きたときに頭がボーッとする
・昼間に強い眠気を感じて集中できない
・寝ても疲れがとれない
・眠りが浅くて熟睡感が得られない
「なかなか眠れない」、「朝起きるのがつらい」、「寝ても疲れがとれない」というような状態は、睡眠の質が悪くなっているサイン。睡眠環境の見直しが必要です。
「夜は早めに布団に入るし、睡眠時間はしっかりとれているはず!」と自信を持っている人でも、実は眠りが浅くて質のよい睡眠がとれておらず、免疫力が低下している……というケースも珍しくありません。
質のよい眠りを得ることができなければ、どんなに長時間眠ったとしても、睡眠が不足しているのと同じこと。体と脳が十分に休息することができずに疲れがたまるだけではなく、免疫力もどんどん低下してしまいます。
言い換えると、毎日十分に質のよい睡眠がとれていれば、免疫力は自然と高まり、病気に強い体を維持できるということでもあります。
「免疫力が上がる習慣」より抜粋
順天堂大学医学部教授、小林弘幸著者
そして、CBDオイルがノンレム睡眠にどのような効果を持つかを説明します。
#1. 睡眠の調整 : CBDは、睡眠を調整するための神経伝達物質の働きを調節することで、睡眠の質を向上させると考えられています。特に、CBDはアデノシン受容体と相互作用し、覚醒を調節する作用があります。アデノシンは、覚醒を促進するアドレナリンの活動を抑制する役割を果たしており、睡眠を誘導する働きがあります。CBDの摂取によってアデノシン受容体の活性化が促され、睡眠の調整が改善される可能性があります。
#2. 不安とストレスの軽減 : CBDは、不安やストレスの緩和に効果があるとされています。不安やストレスは、睡眠の質や量に悪影響を与えることがあります。CBDの摂取によって神経系の安定化が促され、リラックスやストレスの緩和が図られるため、ノンレム睡眠の促進に寄与する可能性があります。
#3. 痛みの軽減 : CBDは、炎症を抑制する効果があります。痛みや炎症がノンレム睡眠を妨げる要因となることがあります。CBDの摂取によって炎症が軽減されると、痛みが緩和され、快適な睡眠が促進される可能性があります。
*大事*——> CBDオイル接種で毎日良いノンレム睡眠(深い眠り)を得て、次の日に疲れを残さない身体を維持しましょう!